政策立案会議要綱

大西一史 政策立案会議活動要綱

市民が私のシンクタンク

1、はじめに
戦後69年、世界大戦こそありませんでしたが、世界の至る所で紛争の絶えなかったことはありませんでしたし、今もそうです。それは、部族間、民族間、宗教間の対立という外被をまとってはいますが、基本的には経済の不均等な発達にその原因があることは間違いありません。例えば、現在、日本では毎年約800万トンもの食料が廃棄されている一方、アフリカ諸国では何万人もの人々が飢餓に苦しんでいることを見ても判ることです。また、国内に目を転じますと、高度成長期以後の首都圏への人口、経済、文化等の集中により地方は渡幣し、地方自治の存続さえ危ぶまれています。地域社会は崩壊し、最後の砦たる家庭までもが瓦解しつつあります。
近代民主主義は皆さん既にご存知の自由・平等・友愛(所有、安全)を基底とした市民社会にあります。しかし、現状を見ますと、果たしてそれが十分に保障されているのか疑問を抱かざるを得ません。例えば、老人介護の問題、待機児童の問題、融資を受けたくても受けられない、特に生活の基礎をなす就職・就労の問題。具体的に細かく見ていくと問題は山積みではないでしょうか。そう考えますと、私は、どんな些細な要求でもそれが社会的根拠を持つものである限り全市民の問題であると捉え、私の政策に反映させたいと考えています。特に、政令指定都市に移行して市民生活がどう変わったのかは、市民のみなさんに直接聞かないと判らないからです。
そういった考えから、この「市民が私のシンクタンク」というスローガンは必然的に導き出されたものであり、それを具体的化したものが「政策立案会議」であります。男性も女性も、若人も高齢者も、小規模経営者もハロー・ワークで職を探している方々も、どんな些細な「要求」でもいいですから聞かせて下さい。
私は、もう一度民主主義の原則に則り、それらの「諸要求」と私の17年間の県議経験を結合し、体系化し、私の政策として10月中旬に発表することを約束いたします。

2、会議の進め方
(1)会議のテーマ
原則として自由ですが、発言を活発にする為にあらかじめ私の方からいくつかの項目を提出しておきます。この項目は現市長の下で作成され、議会の承認を経た「熊本市総合計画」を骨子としています。
皆さんの諸要求が、この項目のどこに位置し、その具体的内容が明確になり、整理し易くなると考えるからです。
(2)参加資格及び発言
熊本市民である限り誰でも参加、発言できます。但し、この会議は、市民の日常生活の中にある「諸要求」を聞く会ですので、特定の考え方の押しつけは断固としてお断りします。
なお、発言される方は氏名、年齢、居住区をおっしゃって発言下さい。

3、会議開催日時・場所
別紙

4、「政策立案会議のまとめ」請求とカンパのお願い
「政策立案会議の概括」を請求される方は、請求票(別紙2)に必要事項(住所・氏名等)の記入のうえ“請求票・カンパ箱”に投函ください。後日お送りします。
*なお、大西一史は極力お金のかからない、開かれた政治を目指してはいますが、今回は資料作成費、送料等相当の経費を必要としますので申し訳ありませんが、カンパもお願いします。

5、政策の発表と資料送付
政策は10月中旬までに発表します。同時に“請求票”を出された方には送付致します。

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